デッキ紹介【最果ての彼方を視る】占術姫
遊戯王関係の書き納め。
2023年に調整し続けたデッキがひと段落したので出しておきます。
デッキレシピです。
関連カード群をまとめて配置しています。
こうしてみるとほぼテーマの塊でデッキを構築してるんですね。色々賛否両論ありそうな組み方です。汎用カードやテーマ外永続札を綺麗に組み込める人が羨ましい。
このデッキの軸です。
効果の概要は
①場のモンスターへの対象を取る表示形式の干渉
裏守備にすることで
・相手モンスターの起動効果、永続効果のシャットアウト。
・蘇生時に効果無効やエンド時に破壊などの制約を断ち切る。
・1ターンに1度の起動効果を裏守備を経由することにより2回起動させる。
・使用済のリバースモンスターのリバース効果を再度使用する。
攻撃表示にすることで
・相手ターンにリバース効果を使用する。
・相手モンスターを攻撃表示にさせて戦闘ダメージを稼ぐ。
・ヌーベルズのリリース対象を作る。
②エンド時に墓地手札からリバースモンスターを裏守備で展開
この効果があるおかげで、効果を使用したリバースモンスターは気軽に素材にできます。エンド時に再度裏守備でセットし相手ターンへ備えられるのが強い。
タロットレイが場に何ターン立てるかで戦況が大きく変わります。生存ターンを出来る限り伸ばして、盤面のリードを取り続けましょう。
しかし、カジュアル環境でもタロットレイ+リバースモンスターだけでは妨害の手数が足りない現実。生き残らせるためにも添え物が必要。
今回の構築はスロットを儀式ギミックに取っているので、出来る限り儀式で妨害を構えていきます。せっかく魔神儀いるので。
1.初動
初動に関しては、ローンファイア・ブロッサムを起点に考えています。
次点では捕食植物オフリス・スコーピオから入ります。
簡易融合をサーチしながらクロシープを出力し、リンク先にマスター・オブ・HAMを展開します。これによりリバースモンスターリクルート+リンク4の盤面が出来ます。
動きに関しては以下の動画で確認してください。
ブログ用
— 観月 瑛@締切まで2 (@midukiakira) 2023年12月19日
初動 pic.twitter.com/Cq1xbFF5e3
占術姫は今まで初動と呼べる初動はありませんでした。魔神儀を引いている上で対応するカードを引いておく必要があり、初手からタロットレイ+リバースモンスターを成立するのが要求値が高く再現性が低い。
そこを解決したのがマスター・オブ・HAMです。
マスター・オブ・OZのステータス半分らしいですね。カワイネカワイネ。
正規融合はスロットを取るので、簡易融合からアクセスをします。
②の効果は墓地からリバースを除外して裏守備で蘇生する効果。こちらは最後の盤面を作るときしか基本使いません。目的は①の効果です。
①の効果により、ビブリオムーサへアクセスし、占術姫の動きに伸ばしていきます。
実質、儀式の下準備内臓のイカれたモンスター。
占術姫はテーマとしての動きはこのカードを含む三枚で成り立っているので、効果が詰め詰めです。このカードを通せば試合に参加を得る権利を得ます。通せなかったら祈りが足りないので徳を積むために、日々一人でデッキとマニ車を回しましょう。
対象耐性、効果破壊耐性を付与するのは占術姫儀式だけではなく、儀式モンスター全て
に付与するので儀式を並べていくとより強く使えます。
ただし自身は耐性が何もないので維持するのではなく、初動以外は機会があれば設置するモンスター程度に収めるのが良いと考えています。
またリリースを行うと自分で浮き上がってくるのでランク9Xを作るのにも一役買ってくれ、アドバンス召喚のコストにもなれるので妙なところで器用。
マスター・オブ・HAMから展開する場合、ビブリオムーサを裏守備でセットをするのでリバースさせる訳が必要になります。
そこで採用されるのがヴァレル・ガード・ドラゴンです。
ヴァレル系統の中では性能が一つ落ちると言われていますが、リバース系統のデッキは他ヴァレルよりも圧倒的に採用されます。
チェーン不可の表守備にさせる効果が余りにも便利。
このデッキでの役割はリバースさせる役割に加えて、②の効果で蘇生したモンスターをタロットレイで裏守備にし、表守備に変更して効果無効蘇生の制約をリセットする動きも可能です。またチェーン不可により、フォアグラシャ・ド・ヌーベルズを確実に通すことが出来ます。
このデッキのリソースサイクル要員+除去枠。
攻撃対象、効果対象が選ばれた場合に除去を発生させるカードです。
精霊冥騎-急還馬で蘇生することで攻撃牽制もできますし、相手の墓地にも触ることが可能です。大儺主水での蘇生も可能なので複数回使いまわすことが前提。
2.採用リバースモンスターなど
リバースモンスターは6種採用しています。
ビブリオムーサについては説明済なので他のリバースについて説明をば。
このデッキの軸であるタロットレイをサポートする1枚。
複数枚の表示形式を変更できるのでタロットレイ単体では出来なかった複数枚のリバース起動が出来ます。
これによりタロットレイの表示形式を相手に打つことが出来て、相手の場への干渉する余裕ができるのでタロットレイの生存率もいるだけで上がります。
リバースモンスターの五条悟といっても過言。
禁止カードの効果を4つ内蔵していたリバースモンスターである禁忌の壺。サンダーボルトが解禁されているので、禁止カードは3つ内蔵になりました。
もはや強すぎて説明が必要ですかこれ????
デッキの構築上、魔法罠に触るカードがないのでハリケーン効果を主に使い、
そのあとはドローorハンデスを行いリソース差をつけつつ相手を捌きにいきます。
そこのお前!派手ハネ1枚に含まれる強制脱出装置は3枚分だぜ!
ターン1がない3枚バウンスを行う驚異のリバースモンスター。
レベル5のため3チューナーと合わせて8シンクロに向かうこともでき、自分の場の盤面整理も行えるモンスターです。採用はされていませんが、マジカルシルクハットと組み合わせるとデッキから魔法罠2枚サーチにもなるので役割を追加することも可能。
禁忌と比較すると破壊ではなくバウンス、自分の場も対象に取れる、ターン1がないため複数回発動可能というところで差別化を出来ています。
皆既日喰の書内蔵のリバースモンスター。
相手を詰みに持っていく役割をこのデッキでは持っています。
ゴーストリック・ナイト+ゴーストリック・スケルトン+ゴーストリックモンスター+バレスアッシュでデッキデスをする構えに進んでいきます。
デッキデスといっても1ターン2枚デッキデスなので、精々コンセプトデスに追い込む程度にはなるかと思いますが。
それでも放置していれば解決札の減少にもなるので構える価値はあるかなと。
待望のリバースチューナーですよ。ホント占術姫ギミックだとスロットの都合でチューナーにアクセスが難しかったので、革新的。自身が3チューナーであるためタロットレイスと合わせると12シンクロになり、赤き竜をシンクロすればチューナー蘇生できる魔法のシンクロ・ランブルをサーチできます。その流れでタロットレイと合わせて騎士皇レガーティアをシンクロすることにより、赤き竜でコズミック・ブレイザードラゴン、カラミティを場に出力することが出来ます。さらにレベル変動効果もちのため、1チューナーになればフルール・ド・バロネスになり盤面強度を高めることも出来ます。かつ、バロネスは自身をEXに戻して墓地のレベル9以下を蘇生するので再度バロネスをシンクロすることも可能です。(ここまで一息)
まぁ、冗談はさておいて。
リバースチューナーレベル変動もち、ということでもだいぶ強い。
リバースギミックからシンクロに向かうためには、音響ギミックかシャドールギミックに触るしかなかったのですが単体で解決するのは偉すぎる。
基本的にレベル変動や相手ターンシンクロは使わずに自ターンでチューナーとして使います。非チューナーは御巫下級組と合わせていき、シンクロ先はゴーティスの大蛇アリオンポスが有力です。
シンクロ召喚時に魚族を除外できるため、基本的にはゴーティスの妖精シフを除外して次ターンへの構えを行うことが可能です。
除外先によっては相手ターン中のシンクロからゴーティスの双角アスカーンにアクセスも可能。
クリオネはガソリンの味がするらしいですよ。あと世にはクリオネ丼なるものがあるそうです。
除外をされると次ターンスタンバイフェイズに帰還する魚2チューナーです。
8シンクロを作る際にはオオヒメの御巫やバグリエル・ド・ヌーベルズと合わせてシンクロを行います。このカードの役割は最終盤面に絡むことの出来るチューナーというところで採用しています。むしろこのカードが無かったら最終盤面までたどり付けないというか。
3.終盤
向かう盤面の紹介をします。
仕方ないんですって、融合シンクロエクシーズ儀式が揃うんですから。
儀式、シンクロ、融合、エクシーズが揃うので出すしかないカード。別に強制はされてはいませんが出せるなら出したい。そんなカードです。効果は盤面墓地手札を除外し、全てをリセットする驚異的な効果です。登場からだいぶ経ちますが未だに通す価値はあるカードです。召喚時の除外コストは場で表側でないといけないので注意が必要。
融合は墓地からマスター・オブ・HAMが蘇生できますが裏守備蘇生なので、タロットレイで表にしましょう。エクシーズはゴーストリック・ショットにより、ゴーストリックXを蘇生します。儀式はソピアへ向かう時にタロットレイが立っているので問題はないでしょう。シンクロの出し方についてはS:Pリトルナイトを使います。
EXから出るモンスターを素材にした場合、墓地、場から1枚除外できます。
この除外は別に自分の場でも構わないので墓地に存在するであろうアスカーンを除外します。アスカーンが除外されたことにより墓地の魚族1枚をコストにして、アスカーンは場に帰還。これでシンクロの出力が可能です。
汎用カードでもあるので使い道には一切困らないのがいいですね。
②の効果でタロットレイを一時的に除外して生存率を高めたりすることも出来るので、規制される前に使い倒したい一枚ですね。
ただこの効果を使用した場合、直接攻撃が出来ないのでソピアを出したターンでは決着が出来ません。下手したら相手のトップ次第では捲られて終わります。戦闘破壊耐性持ちを出されても泥沼になりかねません。なので解決するカードが必要になります。
何気にターン1がないので1ターン3最果てとかやってみたいですよね。
相手ターンシンクロに成功すると場のカードを全て除外する豪快な効果持ちです。
フィニッシャーとして自身の攻撃を通すための効果を持っているのは高く評価できますね。除外されているモンスター×500と攻撃の上昇値も高いので締めに適してる。
出すための手順はsophiaで除外したシフとゼラの天使を使用します。
既存のsophia展開でも使われているモンスターですが、シフの登場により先の展開が可能になりました。レベル8なのでシフ(2)+ゼラの天使(8)で綺麗に10シンクロができます。これによりsophia後のセットカード、着地時にリクルを行うカード、除去を打つ起動効果持ち。これら相手に全て着地狩りを行えます。
こんな感じのデッキになりました。
デッキ名に関しては
最果て(sopihia着地)の
彼方(最果てのゴーティスが英名にBEYONDが含んでいるので)を
視る(タロットレイの召喚向上に見通すというセリフがあるため)
という感じになりました。
まぁいい感じに纏まったんじゃないですかね。タロットレイスの登場から構築を弄繰り回し続けたんですが無事納得のいく着地点が出来たのでヨシとします。
補足
魚料理のレシピを採用していますが、肉料理のレシピでも構いません。
ただ魚料理のレシピの方がフレーバーに合うのでお勧めです。あと魚料理には白ワインがおすすめとのことですが、そこのところいかが何でしょうか。
【センチュリ(チュア)オン(概念)】
全てのリチュアを過去にする。
センチュリオン(概念)の動きをするデッキです。カラミティを入れておけばもっとセンチュリオンっぽくなれるかもしれません。
概要
・ターン1のない《イビリチュア・ネーレイマナス》を使い倒す
・水属性なら何でも釣れるし、制約も掛からないので2チューナーを釣り上げて12Sを立てる
・融合、シンクロ、エクシーズ、儀式を1ターンで全て出力できるので先行ソピアを気まぐれで狙う
こんな感じのリチュアデッキです。
初動の説明を簡単にざざっとかき出します。
初動は盤面に以下三枚を展開することから始めます。
・グリム・リチュア
・リチュア・アビス
・テセウスの魔棲物
なお儀式召喚で使用する儀式魔法は《リチュアの儀水鏡》を想定しています。
必要手札
グリム・リチュアor鰤っ子姫orワン・フォ・ーワン、簡易融合or簡素融合、シャドウ・リチュアorビジョン・リチュアor儀水鏡の集光
展開ルート
儀式でしか攻撃できない制約が課せられている状態でスタート
1.アビステセウスで《白闘気一角》をS召喚
2.一角の効果でアビスを釣り上げ、アビス効果でリチュアサーチ
(ネーレイマナスの儀式召喚に足りないカードをサーチ。ネーレイマナスか儀水鏡)
3.アビスグリムで《クロシープ》L召喚
4.クロシープのリンクマーカー先に《イビリチュア・ネーレイマナス》を儀式召喚
6.クロシープの儀式融合時の効果発動でドロー&アビスを蘇生
7★.アビス効果で《シャドウ・リチュア》をサーチ
8.アビスクロシープで《スプライト・スプリンド》をL召喚
9.スプリンドの効果で《メルフィー・ラッシィ》を墓地に送る
10.一角テセウスで《赤き竜》をS召喚
11.赤き竜で《シンクロ・ランブル》をサーチ
12.墓地の《リチュアの儀水鏡》の効果を発動。墓地から儀式素材にしたネーレイマナスを回収
13.《シャドウ・リチュア》の効果で儀水鏡をサーチ
14.再度、儀水鏡を発動してネーレイマナスをリリースし、ネーレイマナスを儀式召喚
15.ネーレイマナス効果でアビスを特殊召喚
16.アビス効果でシャドウをサーチ。儀水鏡効果で墓地のネーレイマナスを手札に戻す
17.再度ネーレイマナスをリリースして、ネーレイマナスを儀式召喚
19.テセウスアビスで《シューティング・ライザー・ドラゴン》をS召喚
20.ライザーの効果で《妖精伝姫-シラユキ》を墓地へ送る
21.シンクロ・ランブルでラッシィを特殊召喚(EXからSのみの制約開始)
22.ネーレイマナスラッシィで《騎士皇 レガーティア》をS召喚。効果で1ドロー。
23.赤き竜効果で自身をEXデッキに戻し、レガーティアを対象に《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》をEXから特殊召喚
最終盤面
シューティング・ライザー・ドラゴン(レベル3)
コズミック・ブレイザー・ドラゴン
騎士皇レガーティア
スプライト・スプリンド
墓地
シラユキ+墓地枚数17以上
結果
・コズミックで効果無効、召喚無効1回
・シラユキの特殊召喚2回可能。相手のモンスターを裏側守備表示に変更2回
・《PSYフレームロード・Ζ》で攻撃表示モンスター除外1回
・スプリンド棒立ちをシラユキで回避可能
手札の上振れで儀式召喚回数が増えると最終盤面にアビスとネーレイマナスが加わり
相手ターン中に《氷結界の龍 トリューラ》も出せるようになります。さらに集光から入った場合は《儀水鏡の幻影術》も追加できるため、ネーレイマナスが2回起動します。
メインゾーンが5枚埋まりますが、ネーレイマナスが場から手札に戻るためシラユキが盤面を崩さずに起動できます。そのあとはライザー(3)アビス(2)シラユキ(4)でトリシュを出しましょう。
以下補足
その他の採用カード
・《闇薔薇の妖精》
《スモール・ワールド》のコスト兼ラッシュ特殊召喚時に場に出て、《虹光の宣告者》を出すために使用。自身でデッキに戻るので素引きしても問題なし。
・《創星神 sophia》
出オチ要員。カードプールも増えたので無理せずとも出せるようになってしまったのが少し残念。
展開手順は上記手順7★から分岐します。
8.アビスクロシープを素材に《ギガンティック・スプライト》をX召喚。
9.盤面にテセウス(融合)一角(シンクロ)ネーレイマナス(儀式)ギガンティック(エクシーズ)がいるので、リリースしソピアを特殊召喚。
ピン差しのスモールワールドからのみアクセス可能なため積極的に狙うカードではないですね。初手に来ちゃったとかそんな時に気まぐれに狙いましょう。
あとがき
ざざっと書きましたが、わかりやすかったでしょうか。
12Sを複数回並べるギミックがあるなら、せっかくだしコズミック三枚並べるかーというのが構築の起点でした。その後センチュリオンの情報が開示されて、やってることは殆ど同じようなデッキとなってしまいました。
12S並べるだけならこんな長ったらしいことせずにセンチュリオンの方が学習コスト少なくておすすめです。
構築記事でもエンタメに振る方ばかりのなかで、いささか簡素で味気ない記事かと思いますがご容赦を。
デッキ名を決める際に参考にしました。
ありがとうございました。
#AAオフ
— ヘ口ン (@mesuki_kari) 2023年9月16日
で使用した【センチュリOン】です
ネーレイマナス
ネーレイマナス儀式召喚すると12シンクロ出来るので、本家12シンクロ連打マシーンをリスペクトして戦います
「この子(ラッシィ)とテッペン目指すかんね!」 pic.twitter.com/1Y8uu0Wb1S